しつけのつもりが…子どもの自尊心を傷つけかねない、親がやりがちなNG習慣

しつけのつもりが…子どもの自尊心を傷つけかねない、親がやりがちなNG習慣

育児

目次[非表示]

  1. 正しいしつけのつもりで行っている…けど、子どもにダメージを与えているかも!?
  2. ついやってしまいがちなNG習慣 その1:失敗に追い討ちをかける
  3. ついやってしまいがちなNG習慣 その2:「ごめんなさい」と言わせるまで怒る
  4. ついやってしまいがちなNG習慣 その3:失敗やイタズラ、ミスを家族の前で報告する/叱る
  5. ついやってしまいがちなNG習慣 その4:子どものやり方を否定し、親のやり方を押し付ける
  6. ついやってしまいがちなNG習慣 その5:責めるような言葉で叱咤激励する
  7. ついやってしまいがちなNG習慣 その6:兄弟姉妹や友だちと比べる
  8. ついやってしまいがちなNG習慣 その7:弱み(短所)の克服にこだわりすぎる
※この記事は2020年10月公開の記事を再編集・再公開しています

正しいしつけのつもりで行っている…けど、子どもにダメージを与えているかも!?

子どもが人生のさまざまな試練を乗り越えながら成長していくには、「自分には長所がある」「生きている価値がある」「愛されている」と自分自身のことを肯定できる自信=自己肯定感が大きなエネルギーとなります。

一方、自信というものはさまざまな失敗や挫折を経験することで低下してしまうもの。その要因の一つに、対人関係も含まれます。例えば、誰かから心無い言葉を掛けられたら、自尊心を傷つけられ「どうせ僕は好かれない」「私なんて価値がない」と自信を失うこともありますよね。
こうした子どもの自尊心を傷つけるアクションは、明らかに攻撃的なものもあれば、やった側の本人にその意図がない場合もあります。このうち後者は、家庭生活──パパママが正しいしつけのつもりで行っている行為が、子どもに精神的ダメージを与えてしまうおそれもあるので要注意!

そこで今回は、パパママが無意識に子どもの自尊心を傷つけてしまわないよう、ついやってしまいがちなNG習慣をご紹介しましょう。

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ついやってしまいがちなNG習慣 その1:失敗に追い討ちをかける

ちょっと調子に乗ってふざけたり、注意が足りなかった結果、失敗してしまうことは子どもにありがち。あるいは小さな子どもならまだまだ体の動きが発達していないため、うまくコップを持てず飲み物をこぼしてしまうような失敗もあります。
そんな時、たいていの子どもは黙ったまま無表情に固まってしまい、「あ~あ、やっちゃった」「どうしよう」とショックを受けてヘコんでいるはず。そこへパパママが「だから言ったでしょ!」と追い討ちをかけるように厳しく注意すると、反省する間もなくさらにヘコんでしまい、自分の未熟さを思い知らされることに…。まずは失敗してヘコんでいる子どもの心に寄り添い、「危なかったね」「大丈夫だよ」「次からは気をつけようね」と言葉で手を差し伸べてあげてください

ついやってしまいがちなNG習慣 その2:「ごめんなさい」と言わせるまで怒る

子どもが言いつけを守らずイタズラしたり失敗した場合、ついカッとなって必要以上に厳しく叱ってしまいがちですよね。そんな時、失敗や叱られた恐怖で泣いている子どもに対して、自分の怒りの収めどころとして「ごめんなさいは?」と謝らせていませんか? もしお出かけ先などみんなにジロジロ見られる場所でそこまで厳しく追い詰めたら、子どもの自尊心はズタズタになりそう…。

しつけは「ごめんなさい」を言わせることが目的ではありません。怒りのはけ口を子どもに向けず、まずは一度冷静さを取り戻し、「何がいけなかったのか」「次からはどうするべきか」を理解できるまで言い聞かせるようにしてみましょう。
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