夫婦円満の秘訣は「聞き上手」!心に寄り添う「相づち」でパートナーとの会話満足度をアップしよう

夫婦円満の秘訣は「聞き上手」!心に寄り添う「相づち」でパートナーとの会話満足度をアップしよう

夫婦円満

目次[非表示]

  1. なぜ妻との会話で「話を聞いてる?」と怒られるのか?その原因は男女の考え方の違いにあった
  2. 今すぐ聞き上手になるには?相づちのコツ6箇条
    1. ①「それで?」「どうなったの?」と話への関心を示す
    2. ②「なるほど」「大変だったね」「分かる」と共感を示す
    3. ③「それってこういうこと?」と話を理解しようとする
    4. ④オウム返しで相手の気持ちを肯定する
    5. ⑤「だよね」など同意の相づちをリズムよく重ねる
    6. ⑥ジェスチャーや表情で「聞いていること」をアピール
夫婦が互いにすれ違ったり不満をため込むことなく円満な関係を築くには、会話などのコミュニケーションを通じてお互いの考えや望みを伝え合うことが重要。NPO法人ファザーリング・ジャパンが行った調査(※)でも、円満夫婦の会話時間は不満夫婦よりも3倍長いという結果が出たそうです。
※ファザーリング・ジャパン「結婚生活と離婚に関する意識調査(2016年9月)」

そのため「1日〇分は妻との会話の時間を作る」と意識的に実践しているパパも多いことでしょうが、なぜかやり取りがギクシャクしたり、いつの間にか妻の機嫌(リアクション)が悪くなるなど、夫婦の会話が思うように深まらない…なんてことはありませんか? そこで今回は、パートナーと言葉のキャッチボールを楽しめるよう、聞き上手になれる「上手な相づちの打ち方」をご紹介します。

なぜ妻との会話で「話を聞いてる?」と怒られるのか?その原因は男女の考え方の違いにあった

一般的に男性よりも女性の方が話し好きな傾向にあり、夫婦の会話においても夫は“聞き役”に回ることが多いかと思います。しかし、時々返事をしてちゃんと話を聞いているつもりなのに、妻から「話を聞いてる? 聞いてなかったでしょ!」と注意された経験はありませんか? その原因として、妻が満足するような話の聞き方ではなかったことが考えられます。

話のテーマにもよりますが、女性が愚痴や悩みを話す時の多くは「解決策を教えてほしいわけではなく、ひたすら話を聞いてもらいたいだけ(場合によっては、すでに自分で答えを出している)」とよく言われます。そのような「私の気持ちを分かってほしい」と望む相手には特に、相手の話を否定するようにさえぎったり自分の意見を挟まず聞き役に徹することが望ましいのですが、そこで問題となるのが話の聞き方。あたかも他人事のように話を聞き流すのではなく、意見を理解したり悩みに共感するなど、「相手の心に寄り添って聞いている」という姿勢を示すことが必要なのです。

例えばママ友関係や仕事に関する愚痴など、パパ自身の生活圏内とあまり接点がなかったり、そもそも興味が湧かないような話題の場合、つい相づちが「あぁ」「うん」「ふーん」「へぇ」など単調になってしまいがち。そうした単調な相づちをパートナーが見逃さず、「この人は私の言ってることに興味を持っていない」と判断し「聞いてなかったでしょ!」とイラっとするわけです。もし話の内容が家事や育児など夫婦共通の課題であれば、気のない相づちは「他人事と思ってない?」と反発を招きかねないので、なおさら注意が必要です。

今すぐ聞き上手になるには?相づちのコツ6箇条

パートナーとの会話で聞き役に回ることが多いパパが、こうした夫婦間のコミュニケーションギャップを解消するには、相手が気持ちよく話せる聞き方を身につけること、つまり聞き上手になることが不可欠。その手っ取り早くて効果的なメソッドとなるのが、話し相手への理解・共感・関心を示す「相づちの打ち方」です

①「それで?」「どうなったの?」と話への関心を示す

聞き上手になるために最も基本となる姿勢。それは相手の行動や気持ちに対して「もっと知りたい」と関心を抱き、「もっと話を聞きたい」という意欲を示すこと。そうした姿勢の示し方として有効なのが相づちです。「それで?」「どうなったの?」など話の続きを求めるような相づちを打つことで「ちゃんと話を聞いてるよ」「もっと話を聞きたい」という姿勢を示せば、パートナーが気持ちよく話せるようになって会話も弾むはず。

②「なるほど」「大変だったね」「分かる」と共感を示す

家庭の内外でいろんな体験を重ねるうちに、「疲れた」「悲しい」「つらい」といったネガティブな感情が生じることはどうしても避けられません。パートナーがそうしたネガティブな思いを言葉にした時こそ、「なるほど」「大変だったね」といった相づちで理解や共感の気持ちを示してください。そうした思いやりを込めた言葉を掛けられるだけでも、パートナーの心は少しでも軽くなり、「もっと自分の思いを伝えたい」という会話の意欲にもつながるでしょう。

③「それってこういうこと?」と話を理解しようとする

相手の話し方が要領を得なかったり、ちょっとした不注意で内容を聞き洩らしてしまい、途中から話の流れや全体像がつかみづらくなることってありますよね。だからと言って話を分からないまま進めてしまうと、お互いの受け答えがチグハグになり「話を聞いてなかったでしょ!」と相手をイラっとさせる原因になります。会話の流れに応じた的確な返答を行うためにも、話の内容が見えなくなってきたら「それってこういうこと?」と理解に努める相づちを打ちましょう。

④オウム返しで相手の気持ちを肯定する

相手の話を聞いていることと、相手の気持ちに共感・同意していることを同時に示すために効果的な相づちが「オウム返し」。例えば「こんなことがあって困ったよ」と言われたら「それは困るね」、「こんなこと言われて腹が立ったよ」と言われたら「それは腹が立つね」と、相手の言葉をそのまま返してみてください。ただし、何でもオウム返しにすると逆に薄っぺらくなり「話を聞いてない/興味がない」と思わせてしまうので、頻度をほどほどに控えましょう。また、時には「それは困るね。それでどうなったの?」と一言質問を加えるようにすると、相手もスムーズに話しやすいですよ。

⑤「だよね」など同意の相づちをリズムよく重ねる

会話を弾ませるには「何を話すか」だけでなく、うまく嚙み合うための間やリズムも重要となります。特に、相手が求めている返答をすぐに返さないといったリズムの乱れは、会話の流れを悪くするだけでなく「私の話に関心がない」といった誤解を与えることにもつながりかねません。例えば「~だよね」「~だと思わない?」と同意を求めるような言葉を投げかけられたら、すかさず「だよね」と相づちを打ってみてください。お互いにリズムを合わせることで気持ちがよりシンクロし、会話が心地よくなることでしょう。なお、同意の相づちは言葉だけでなく、目を見てうなずくなどのジェスチャーも加えると印象が良くなり効果的ですよ

⑥ジェスチャーや表情で「聞いていること」をアピール

相づちの目的を「話を聞いていることの意思表示」とするなら、その方法は言葉だけではありません。話しかけている相手に表情にあまり変化がないと「この人は本当に話を聞いているのかな?」と不安になるので、相手の目を見て「聞いてるよ」とアピールするのも効果的。また、相づちを打つ際は口角を上げて笑顔で、あるいは話の内容の喜怒哀楽に応じた感情を表情に出すと、相手が安心して会話を続けることができるはずです。
せっかくパートナーと理解し合いたいと思って会話に臨んでも、気のない返事のせいでその思いが空回りし、夫婦の会話が弾まなかったらもったいないですよね。相手が何を考えて何をしてほしいか(言ってほしいか)ということに思いを寄せながら、適切な相づちを使い分けてパートナーを“しゃべらせ上手”にすることで気持ちを聞き出し、心の通い合ったコミュニケーションを目指しましょう。

▼あわせて読みたい