
キャンプやアウトドアが快適&楽しくなる! アウトドア道具をDIYで手作りしよう(折りたたみテーブル・椅子・棚)
DIY
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夏休みにキャンプや日帰りのアウトドアを計画している方も多いと思いますが、皆さんはどこまでアウトドア道具を揃えていますか?
テントやクーラーなど必要最低限なものしか持っていない。サブテーブルやコンパクトチェアなんかもあれば便利と思っているけど、費用がかさむのは痛い。テーブルやチェアを持っているけど、今いち使い勝手が良くなくて不便…。
せっかくのアウトドアが道具のせいで心から楽しめないとしたら、もったいない! もしも「あったら便利だな」と思っているグッズがあるなら、この際DIYで作ってしまいましょう。
そこで今回の「目指せ我が家のHERO!家族を助ける特技を作る」は、DIYアドバイザーの番匠 智香子さんにご登場いただき、アウトドアが快適&楽しくなるグッズのDIYを教えていただきます。
ご紹介するのは、Xになる脚を使った「折りたたみテーブル」「折りたたみ椅子」「折りたたみ式棚」で、3つとも脚の穴のあけ方やボルトの止め方はだいたい同じです。各アイテムとも制作工程を順序だてて解説していきますので、ぜひ参考に制作してみてください。
テントやクーラーなど必要最低限なものしか持っていない。サブテーブルやコンパクトチェアなんかもあれば便利と思っているけど、費用がかさむのは痛い。テーブルやチェアを持っているけど、今いち使い勝手が良くなくて不便…。
せっかくのアウトドアが道具のせいで心から楽しめないとしたら、もったいない! もしも「あったら便利だな」と思っているグッズがあるなら、この際DIYで作ってしまいましょう。
そこで今回の「目指せ我が家のHERO!家族を助ける特技を作る」は、DIYアドバイザーの番匠 智香子さんにご登場いただき、アウトドアが快適&楽しくなるグッズのDIYを教えていただきます。
ご紹介するのは、Xになる脚を使った「折りたたみテーブル」「折りたたみ椅子」「折りたたみ式棚」で、3つとも脚の穴のあけ方やボルトの止め方はだいたい同じです。各アイテムとも制作工程を順序だてて解説していきますので、ぜひ参考に制作してみてください。
アウトドアDIY① 折りたたみテーブルを作ろう!
折りたたみの脚がテーブルの内側に入るタイプです。
材料
天板:12枚 15mm×45mm 長さ650mm
天板下の貫板:2枚 15mm×45mm長さ650mm
天板下の開き止め板:1枚 30×19mm 長さ300mm
脚:4本 28mm×45mm 長さ850mm
脚の補強板:3本 15mm×45mm 長さ620mm×2、562mm
M8ボルトナット
30mmスリムネジ:60本
天板下の貫板:2枚 15mm×45mm長さ650mm
天板下の開き止め板:1枚 30×19mm 長さ300mm
脚:4本 28mm×45mm 長さ850mm
脚の補強板:3本 15mm×45mm 長さ620mm×2、562mm
M8ボルトナット
30mmスリムネジ:60本
1. 材料の穴あけ
ボルトを通す穴を8mmのドリルで、できるだけ垂直にあけます。ボルトの頭が飛び出ると折りたたみ時にぶつかってしまう個所は、頭が出ないように(ワッシャーの大きさに合わせて)20mmの穴を1cmほどの深さであけてください。穴の位置は、脚の中央に4本、内側になる脚2本は上から20mm、板幅の中央に中心点がくるようにあけます。
天板下の貫は、端からの位置にあけます。脚の内側となる2本は真ん中にワッシャーの穴を、反対側の上部にも穴をあけてください。脚がスムーズに動くように上部の角をのこぎりなどで切り、ヤスリをかけて滑らかにしましょう。
2. 天板の組み立て
貫板の位置が脚の厚み分だけ内側になるよう、天板と貫板をネジでとめます。この時、両端をとめて同じくらいの間隔があくようバランスを見ながら行ってください。そして貫の内側にも開き止めの板をネジでとめます。
3. 天板と脚の組み立て
天板の貫と上部にワッシャー用の穴をあけた脚をボルトナットでつなぎます。その後、外側の脚を取り付け、真ん中の脚にボルトナットを通します。
4. 開き止めの取り付け
脚の上部に開き止めになる板をネジでとめます。脚の内側になる方に取りつけてください。
5. 脚に補強板をとめる
補強板を下から約10cmのところにネジで2カ所ずつとめます。折りたたんだ時にぶつからないか確認してください。
とめるのは脚の外側になる位置です。脚を開いた状態で位置を確認しながら、脚の中央部分に補強板をもう1枚取りつけます。
6. 脚の調整
開いた状態で地面から平行な線をひいて、のこぎりでカットします。
最後にヤスリがけを行って、塗装をすると出来上がりです!
アウトドアDIY② 折りたたみ椅子を作ろう!
脚の作り方はテーブルとほぼ同じ。革や帆布で作るタイプの椅子です。
材料
脚:4本 28mm×45mm 長さ500mm
座面:2本 28mm×45mm 長さ280mm、338mm
脚の補強板:3本 19mm×45mm 長さ336mm、394mm×2
M8ボルトナット・ワッシャーセット 2組
革:幅280mm×850mm
鋲:18個
木工用接着剤
50mmスリムネジ:8本
40mmスリムネジ:12本
座面:2本 28mm×45mm 長さ280mm、338mm
脚の補強板:3本 19mm×45mm 長さ336mm、394mm×2
M8ボルトナット・ワッシャーセット 2組
革:幅280mm×850mm
鋲:18個
木工用接着剤
50mmスリムネジ:8本
40mmスリムネジ:12本
1. 脚の穴あけ
脚にボルトナットの穴をあけます。4本とも脚の中央に8mmのドリルで穴をあけます。ボルトの頭がぶつからないので、ネジが通る穴があれば組み立てはできますが、出っ張りが気になる場合はボルトとワッシャーの頭が隠れる大きさの穴を1cmほどの深さであけておきましょう。
2. 脚の組み立て
3. 脚の組み立て
脚の上部に座面板を取り付けます。接着剤を塗ってからネジで2カ所ずつとめることで、内側と外側のコの字が2つ出来上がります。
真ん中にボルトナットを通します。
4. 脚の補強板をとめる
下から約5cmとなる脚の外側に、補強板をネジでとめます。開き具合を確認して脚の中央に開き止めの補強板をネジで固定します。
5. 革の取り付け
鋲で数カ所とめながら、脚の上部の板に革(あるいはお好みで帆布など)を取りつけます。鋲のデザインによっては金槌で叩くと傷が目立つ場合があるので、布などをあてて叩いてください。この段階でヤスリがけ塗装を行った方が、効率よく作業できますよ。
6. 脚の調整
脚を開いた状態で地面から平行な線をひき、のこぎりでカットすれば完成です!
アウトドアDIY③ 折りたたみ式の棚を作ろう!
脚が外側に出るタイプの折りたたみ棚です。
材料
天板:22枚 15×45mm 長さ300mm
天板下の貫:4枚 15×45mm 長さ600mm
天板下のパーツ:4枚 28mm×45mm 長さ70mm
脚:4本 28mm×45mm 長さ700mm
脚の開き止め板:2枚 15mm×45mm 長さ716mm
M8×50mmボルトナット・ワッシャー 6セット
30mmスリムネジ 84本
天板下の貫:4枚 15×45mm 長さ600mm
天板下のパーツ:4枚 28mm×45mm 長さ70mm
脚:4本 28mm×45mm 長さ700mm
脚の開き止め板:2枚 15mm×45mm 長さ716mm
M8×50mmボルトナット・ワッシャー 6セット
30mmスリムネジ 84本
1. 材料の穴あけ
折りたたみテーブルの時のように、ボルトを通す8mmの穴と、ボルトの頭が飛び出ないための20mmの穴をあけます。
穴の位置は、脚の中央に4本、内側になる脚2本は上下から50mm、板幅の中央に中心点がくるように。脚の内側となる2本は真ん中にワッシャーの穴を、また反対側の上部にも穴をあけます(写真の上2本が外側の脚、下2本が内側の脚です)。
穴の位置は、脚の中央に4本、内側になる脚2本は上下から50mm、板幅の中央に中心点がくるように。脚の内側となる2本は真ん中にワッシャーの穴を、また反対側の上部にも穴をあけます(写真の上2本が外側の脚、下2本が内側の脚です)。
2. 天板パーツの穴あけ
天板の下につけるボルトナットを通すパーツを作ります。端から20mm、下から20mmの位置にあけ、左右対称になるよう2個ずつ(計4個)作ります。材料が長い状態で先に穴をあけてから、長さに合わせて切った方が安全ですよ。
3. 天板の組み立て
天板と貫板をネジでとめます。天板の端に合わせて同じくらいの間隔があくようにバランスを見ながら、ネジでとめていきます。そして片側の貫板にボルトナットを通すパーツをネジでとめます。
裏側から見た図。これを2つ作ってください。
4. 天板と脚の組み立て
天板上部の貫と上部に、ワッシャー用の穴をあけた内側の脚をボルトナットでつなぎます。次に天板下部にもボルトナットを取り付けます(天板の向きに要注意!)。その後、外側の脚を取りつけ、真ん中の脚にボルトナットを通します。
両側に脚がついた状態。
5. 開き止め板を脚にとめる
脚の上下から約10cm、脚の外側となる位置に開き止め板をネジで2カ所ずつとめます。脚を開いた状態で位置を確認しながら、脚の中央部分に補強板をもう1枚取りつけてください。
上の天板の開き止め。
下の天板の開き止め。
6. 脚の調整
開いた状態で地面から平行な線をひいて、のこぎりでカットします。全体的にヤスリをかけて、塗装を行えば完成です!
キャンプで絶対役立つアウトドアグッズの作り方をDIYアドバイザーの番匠 智香子さんに解説いただきましたが、いかがでしょうか?
DIYに慣れていないと時間が掛かるかもしれませんが、工程を1つずつ見ていくと思ったほど難しくなく、これならチャレンジしてみようかなと思えたのではないでしょうか。
この夏のお出かけの前にさっそくアウトドアグッズを手作りし、家族を喜ばせて“我が家のHERO”になりましょう!
※穴あけの工程ではドリルの扱いにご注意ください。
※脚を切る工程ではのこぎりの扱いにご注意ください。
キャンプで絶対役立つアウトドアグッズの作り方をDIYアドバイザーの番匠 智香子さんに解説いただきましたが、いかがでしょうか?
DIYに慣れていないと時間が掛かるかもしれませんが、工程を1つずつ見ていくと思ったほど難しくなく、これならチャレンジしてみようかなと思えたのではないでしょうか。
この夏のお出かけの前にさっそくアウトドアグッズを手作りし、家族を喜ばせて“我が家のHERO”になりましょう!
※穴あけの工程ではドリルの扱いにご注意ください。
※脚を切る工程ではのこぎりの扱いにご注意ください。