【男の趣味活:カメラ編①】初心者でも始めやすい!ニコンが解説する「趣味カメラ入門」

【男の趣味活:カメラ編①】初心者でも始めやすい!ニコンが解説する「趣味カメラ入門」

趣味・遊び

目次[非表示]

  1. 一眼レフやミラーレス一眼はスマホカメラと何が違う?
  2. 一眼レフとミラーレス一眼の違いは?初心者が選ぶならどっち?
  3. 写真の印象を決めるのはレンズ!何を選べばいい?
  4. こだわりの1枚を撮るために知っておきたい3大設定
    1. ISO感度
    2. F値(絞り値)
    3. シャッタースピード
  5. カメラ初心者にありがちな失敗はこうしてカバーしよう
    1. 【失敗①】手ブレ/被写体ブレ
    2. 【失敗②】写真の露出オーバー/アンダー
コロナ禍の影響でテレワークやステイホーム中心の生活となり、自分のために自由に使える時間が増えた方も多いのでは? そんな時こそ、何か新しい趣味を始め、今まで知らなかった領域を探究するチャンス! そのチャレンジ候補としてパパたちにオススメしたいのが「趣味カメラ」です。

デジカメやスマホカメラで家族の行事を撮影していると、誰しも一度は「大切な家族の思い出だから、もっとキレイに残したい」と思うはず。でも「一眼レフやミラーレス一眼ってどんなカメラを選べばいいか分からない」「覚えることが多くて難しそう」といった理由から二の足を踏み、結局デジカメやスマホカメラで手軽に済ませている…という方も少なくないのでは?

そこで今回は株式会社ニコンイメージングジャパンのマーケティング企画部・櫛田さんに、初心者が趣味として本格的にカメラを使いこなすために押さえておきたい、機材選びや撮影ポイントを解説いただきます。

一眼レフやミラーレス一眼はスマホカメラと何が違う?

最近はスマホのカメラ機能が高性能化したため、カメラをあまり手にしないという方も少なくないでしょう。しかしいくら高性能化が進んだといっても、一眼レフやミラーレス一眼とスマホカメラとでは画質は比べ物になりません。

一眼レフやミラーレス一眼は、カメラに搭載されたセンサーのサイズがスマホと比べて数倍大きく、光をたくさん取り込めることによって被写体の情報量が多くなり、より目で見たままに近い実像を写し取ることが可能。また、本体の感度設定などを調整することで暗い場所や屋内でも明るくノイズ(細かい部分の潰れ)を抑えて、また高性能なレンズにより逆光でもフレアやゴースト(光の反射の写り込み)が生じることなく高精細に撮影できます。

さらに大きなポイントは、一眼レフやミラーレス一眼だと“自分の撮りたいもの”に応じてレンズを交換できること。望遠で遠くの被写体に迫ったり背景だけをぼかすなど、カメラが1台だけでもレンズを交換することで表現の幅が大きく広がります。スマホカメラの性能に限界を感じ、「もっといい写真を撮りたい」と思っている方は、ぜひ一眼レフやミラーレス一眼を始めてみてください。

一眼レフとミラーレス一眼の違いは?初心者が選ぶならどっち?

カメラの種類は大きく分けて「一眼レフカメラ」「ミラーレスカメラ(ミラーレス一眼)」「コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)」の3種類あります。一眼レフとミラーレス一眼の大きな違いは、内部の構造。一眼レフは、カメラの中にあるミラー(レフ)にレンズがとらえた景色を反射させ、光学ファインダーを通してその景色を見ます。一方、ミラーレス一眼は文字通りミラーが内部になく、レンズがとらえた景色をセンサーで映像に変換し電子ファインダーや液晶モニターに映し出されます。

デジタル一眼レフカメラの内部構造

出典: 出典:ニコンイメージングWebサイト>enjoyニコン>フォトテクニック>デジタル一眼レフカメラの構造より

一眼レフもミラーレス一眼も高画質な写真を撮ることが可能ですが、こうした構造の差によって一眼レフよりミラーレス一眼の方がミラーボックスと光学ファインダーがない分、コンパクトかつ軽量で持ち運びやすく、初心者にはオススメと言えます。また、ミラーレス一眼はスマホのように被写体が液晶モニターに表示されるので、ファインダーを覗き込まずに自由な態勢で撮影できるのも便利です。動画ではなく写真メインで使い、なおかつ使用前にフル充電しておけば、運動会やお出かけの途中でバッテリーが切れる心配は不要ですが、液晶モニターの影響でバッテリーの減りが不安な方は予備バッテリーを購入しておくとよいでしょう。

ニコンのミラーレス一眼であれば、2020年8月に発売された「Z 5」がオススメです。センサーが35mmフルサイズでありながら本体重量が約590gと軽く、高精細かつ高感度なため暗い場所でもキレイに撮影することができます。さらに、いざという時のシャッターチャンスにしっかりピントが合うよう「瞳AF」「動物AF」などのオートフォーカス性能も備わっているので、動き回る子どもや動物の撮影にもピッタリです。 もう少しお求めやすい価格のカメラをお探しの方には、フルサイズよりも小さなAPS-Cセンサーを搭載しボディがより小型な「Z 50」もオススメです。

ニコンミラーレス一眼カメラ「Z 5」(左)と「Z 50」(右)

一方、一眼レフはボディサイズが大きいことでグリップが深くて握りやすく、がっしり構える安定性に優れています。また、液晶モニター越しではなく光学ファインダー越しで被写体を直接見ることができるのでクリアに視認しやすく、液晶モニターにデジタル変換するわずかなタイムラグもないため一瞬のシャッターチャンスを逃しません。

そうした違いも踏まえてカメラや器具を選ぶにあたってのポイントは、「何を撮りたいか」を明確にすること。例えば、運動会で使うのであれば、動いている被写体への追従性が重要だし、離れた場所からでも撮れるよう望遠レンズも必要です。このように、撮影の目的によって適したカメラやレンズは変わってくるので、撮りたいシーンから逆算していくと、自分に合ったものを探しやすいでしょう。

写真の印象を決めるのはレンズ!何を選べばいい?

一眼レフやミラーレス一眼で撮影する際に重要なアイテムとなるのが、カメラのボディと組み合わせるレンズ。レンズを替えることで画角やボケ味など表現力の幅が広がり、写真の印象を決めるといっても過言ではありません。

レンズは大きく分けると、遠くの被写体までズームできる「ズームレンズ」と、ズームはできないけど背景をボカした写真が撮りやすい「単焦点レンズ」。さらにズームレンズの中でも、広角から望遠まで1本で変えられる便利なレンズが「高倍率ズームレンズ」。3種類とも「焦点距離」と「F値(絞り)」の数字で性能を表します。

焦点距離(mm)は数字が大きいほど遠くのものが大きく写り、逆に小さいほど広い範囲(画角)が写ります。また、F値の数字が小さいほど写真が明るくボケて、F値が2.8以下のレンズだとボケ味に優れた写真を撮影できます。ポートレートや身近な日常風景を味わいタップリに撮るなら単焦点レンズ、運動会など被写体までの距離が遠い状況だと200mmまで望遠できるズームレンズが適しています。

パパが最初の1本としてまず選ぶなら、ニコンが「Z 5」とキット販売している「NIKKOR Z 24-200mm」のように、広い焦点距離をカバーできる高倍率ズームレンズがオススメ。これ1本あれば、至近距離の料理や子どものスナップショットから遠くの景色や運動会まで、シャッターチャンスのたびにいちいちレンズを交換することなく最適な画角で撮影できて便利です。もちろん、単焦点レンズでボケ味のある写真を撮ることを優先するなら、それを最初の1本に選ぶのもアリです。ご自身の撮影スタイルや用途に一番近いレンズを選ぶといいでしょう。

こだわりの1枚を撮るために知っておきたい3大設定

一眼レフやミラーレス一眼でキレイな写真を撮るために知っておきたいポイントが、「ISO感度」「F値」「シャッタースピード」の設定。それぞれの役目を理解し、撮影する状況に応じて設定数値を調整することで、よりキレイで自分のイメージに近い写真を撮ることができます。ただし、手動で設定を調整する間に一瞬のシャッターチャンスを逃してしまいそうな状況であれば、フルオート設定でカメラ任せにするのもアリでしょう。

ISO感度

暗さにどれだけ強いかを表す数値。数が大きいほど明るく撮ることが可能で、光量に乏しい室内や夜の撮影に活用できます。ただし、数値を大きくするほど写真にノイズが発生し画質が荒れます。

F値(絞り値)

レンズの中の「絞り」と呼ばれる部分の開閉を調整し、ピントの合う範囲を決める設定。数値が小さい(絞りを開く)ほど光をたくさん取り込み、ピントの合う範囲が狭くなって背景のボケた写真を撮ることが可能。花や食べ物の接写、ポートレートでピント箇所以外をボカしたい時に活用しましょう

シャッタースピード

シャッターを開く時間(光を取り込む時間)を決める設定。シャッタースピードが速いと動いているものでも止まっているようにブレず写すことができ、運動中の子どもや乗り物の撮影向き。逆に、シャッタースピードを遅くすると光を多く取り込むことができるので、夜景でもキレイに撮影できます。

カメラ初心者にありがちな失敗はこうしてカバーしよう

【失敗①】手ブレ/被写体ブレ

初心者で最も多い失敗の一つが「ブレ」。被写体が静止しているのにカメラを動かしてしまう「手ブレ」と、カメラをしっかり固定していても被写体が動くことでブレる「被写体ブレ」があります。手ブレを防ぐには三脚が最も手っ取り早いですが、使ってはいけない場所も少なくないので、カメラをしっかり握り両脇を締めた状態でシャッターを押してください

一方、被写体ブレを防ぐには、シャッタースピードの設定を速くしてみましょう(一般的に手ブレの発生を抑えるシャッタースピードは“1/焦点距離(mm)”秒が目安)。なお「Z 5」であれば、「瞳AF」やカメラの手ブレ補正機能を活用することで被写体にピントを合わせやすくなります。

【失敗②】写真の露出オーバー/アンダー

写真が明るすぎて全体的に真っ白になる「露出オーバー」と、逆に一部分だけ黒すぎる「露出アンダー」。いずれも、撮影状況に応じた適正露出(露光量)で撮影できていないのが原因です。露出オーバーの場合は露光量が少なくなるよう、逆に露出アンダーの場合は多くなるよう、ISO感度の数値を少しずつ上げ下げし適正な状態に調整してみてください。なお「Z 5」であれば、まずは「Aモード」でカメラが最適と判断した明るさで撮影し、そこから±ボタンの操作で簡単に撮影露出の微調整ができます。あるいはカメラが自動的にISO感度を変更する感度自動制御設定でボディー機能に任せることも可能です。

趣味として始めるにあたって知っておきたいカメラの基礎について解説しました。いきなりプロ級の写真を撮るのは難しいかもしれませんが、今回ご紹介したポイントを押さえておくだけでも、初心者がつまずきがちな落とし穴を回避できるはず。カメラは撮れば撮るほど上達するものなので、あとは難しく考えず自由に撮影を楽しんでみてください。

■今回紹介したカメラ機材
・ニコン ミラーレスカメラ「Z 5」
https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_5/
・ニコン ミラーレスカメラ「Z 50」
https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_50/
・NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
https://www.nikon-image.com/products/nikkor/zmount/nikkor_z_24-200mm_f4-63_vr/
※ニコン Z 5 動画でカメラの設定方法と機能の使い方を学べるデジチューター
https://www.nikon-image.com/support/manual/digitutor/z_5.html

記事協力・写真提供:株式会社ニコンイメージングジャパン

▼【男の趣味活:カメラ編②】はこちら
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