テクノロジーを活用した子育てとは?「ベビーテック・フェス in 小田原」レポート

テクノロジーを活用した子育てとは?「ベビーテック・フェス in 小田原」レポート

育児

目次[非表示]

  1. そもそもベビーテックって?
  2. <ご挨拶>小田原市におけるベビーテック活用の取り組み
    1. 小田原市で行われている子育て支援の取り組み・サービス紹介
  3. ベビーテックについて気になる疑問、その意義とは? パネルディスカッションがスタート!
    1. ベビーテックが求められる理由と、ベビーテックが変えていくこと
    2. デジタルなテクノロジーを子育てに取り入れることへの抵抗や反応
    3. ベビーテックが普及するためには? 
    4. ベビーテックの情報はどこで得ることができる?その時の注意点は?
    5. パネリストの3人が行政・政策への期待することは?
    6. パネルディスカッションを終えた感想は
最近ネットや雑誌、またパパママのネットワークなどでも、ちらほら耳にすることが増えた「ベビーテック」というキーワード。家menでもこれまで何度かベビーテックに関するイベントや注目商品を取り上げてきました。

2022年2月13日に、行政・自治体である経済産業省と小田原市により開催されたイベント「ベビーテック・フェス in 小田原 ~知りたい!知ってほしい!新しい子育て~」のパネルディスカッションに家men編集部がオンライン視聴で参加!今回はその様子をレポートします。

そもそもベビーテックって?

ベビーテック/ベビテック(BabyTech)とは、「Baby(赤ちゃんと育児にかかわるすべての人)+Technology(テクノロジー)」からできた造語。妊娠から始まる赤ちゃんに関する技術全般のことを指しています。
例えばオンラインツールを活用し専門家の支援を受けられたり、テクノロジーを取り入れることで遠方に住む家族とのコミュニケーションが増えたりと、様々なメリットが期待されています。
▼あわせて読みたい

<ご挨拶>小田原市におけるベビーテック活用の取り組み

今回のイベントはパネルディスカッション(オンライン開催)と、実証事業に参加する製品及びその他ベビーテックの展示(オフライン展示のみ)の大きく2部構成で行われました。

最初のプログラムでは経済産業政策局経済社会政策室室長 川村美穂氏、小田原市長 守屋輝彦氏から開会のご挨拶として、小田原市における子育て支援への取り組みや今後の展望が語られました。

現在小田原市ではベビーテックを取り入れた実証実験が行われており、ベビーテックは育児をどう変えるのか、今回のパネルディスカッションにてお話が聞けるとのこと。

小田原市長 守屋輝彦氏

小田原市長 守屋輝彦氏からは、2022年4月から始まる第6次小田原市総合計画と、2030ロードマップ(※)について紹介がありました。
※「世界が憧れるまち”小田原”」の基本的な考え方やその実現に向けて注力していく先導的な取組などを2030年に向けた工程表として示すもの。

公民連携・デジタルを活用する街づくりの2軸が必要で、今回公共民間が協力し合い、小田原イノベーションラボで実証実験・実証調査が行われたとのことです。
※第6次小田原市総合計画について詳しくはこちら
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/502425/1-20210812115729.pdf

※小田原市ロードマップについて詳しくはこちら(※家庭教育支援は12ページから)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/municipality/p31617.html

小田原市で行われている子育て支援の取り組み・サービス紹介

続いて、経済産業省と小田原市で行われている子育て支援の取り組み、実証実験の内容、そして実証事業者の紹介が事務局の岡口正也さんから行われました。

①子どもの睡眠をサポートする「ainenne(アイネンネ)/株式会社ファーストアセント
赤ちゃんの寝かしつけをサポートするスマートベッドライト。目覚まし機能や、泣き声分析などの機能も備わっている。
▼ainenne(アイネンネ)について、詳しくはこちら
②妊娠と授乳のくすり案内ボット 「くすりぼ」/株式会社Kids Public
現役の産婦人科が監修した、薬の情報検索などができるサービス。

③地域SNS「ピアッザ」/PIAZZA株式会社
地域に特化したSNS。行政情報との連携し、小田原子育てマップをピアッザの中でも紹介されている。

④ファミリー・サポート・センターの業務オンライン化/Hamee株式会社
地域団体に運営委員に委託する形で実施されていることが多い中、業務をオンライン化することで簡便化・効率化を行い、子育て支援に集中できる環境整備を進めている。
※2022年1~2月で実証を行い、導入が検討されている。

⑤ONE(オーネ)/小田急電鉄株式会社 
妊娠・出産~乳児期~幼児期~小・中学生までステージ全般に対応し、子育てに関するさまざまなサービスや取り組みを行っている。

ベビーテックについて気になる疑問、その意義とは? パネルディスカッションがスタート!

今回のパネルディスカッションはYouTube Liveでオンライン配信&登壇者の方々にオンライン上で質問できるサービスが用意されており、用意されたテーマ+「パパママ視聴者が質問→それについてトーク」という形式で展開されました。
【パネルディスカッションの登壇者】 ※写真左より
千葉雄大(株式会社ファーストアセント取締役CMO)
育児記録アプリ・ベビーテック製品「ainenne」・サービスの開発を行い、先月のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)にも出展・参加。6歳・4歳の娘の育児中パパ。

伊美裕有(「育児はじめてガイド」著者)
通信事業会社で子育てアプリの開発や「YASUMO」という育休に関するWEBメディアの運営を行っている。一児の父として育休の経験もあり。

山本加世(NPO法人 mama's hug代表)
小田原市をベースに、企業・団体が参加する子育てが楽しくなるようなイベントの企画・運営などを通して、産後ママの支援を行う。子どもは19歳、今回は昔と今の子育て感の違いについて着目しトークを展開。

ベビーテックが求められる理由と、ベビーテックが変えていくこと

千葉氏:「ベビーテック」という言葉は、2016年にはアメリカでライフスタイルの中のテクノロジーという意味でベビーテックという単語が生まれたんですね。アメリカでは女性の社会進出が早かったこともあってシッター制度なども進んでいます。また、ベビーテックとはテクノロジーで子育てを楽にしてくれるものだと思っています。

伊美氏:私も実際に子育てでベビーテックを活用してきましたが、例えば寝かしつけアプリだと最初は逆に眠れないなど問題もあるのかなと思いましたが、興味をもって体験しているうちに役立つことに気付きました
普段はパパママが寝かしつけをやるけど、疲れた時はアプリを使う…など使い分けることもできますし。

山本氏:新型コロナウイルスの感染拡大により社会的に「とにかく人と触れてはいけない」という意識が芽生えた中、自粛期間中にオンラインの相談プラットフォームをつくり、「初めて子育ての悩みを吐露できた」といった危機的状況の中でテクノロジーを活用できたことは大きかったです。

小田原市は転入も増えてきていて、会わなくても生の声を集めるなどして親が孤立しないようにテクノロジーでサポートできればいいなと思います。パパママ側も、相談することで問題解決やヒントを得ることができるのではないかと。
47 件