【妻の本音】「妻が夫にやってほしい家事」はこれ!夫婦間の家事育児分担ギャップを解消するには

【妻の本音】「妻が夫にやってほしい家事」はこれ!夫婦間の家事育児分担ギャップを解消するには

家事分担

目次[非表示]

  1. 夫婦間のギャップが特に顕著なのは「名もなき家事」
  2. 家事育児の分担の不満解消は、パートナーの本音を知ることから始まる
    1. 家事・育児の分担に十分満足派
    2. 家事・育児の分担にまあまあ満足派
    3. 家事・育児の分担に不満派
共働き世帯・専業主婦世帯問わず、近年は「夫婦間で家事育児を分担する」という考えが一般化し、各家庭でもそれぞれのスタイルで実践されているように見受けられます。ただし、自分がベストと思って実践しているシェアスタイルが、パートナーにとっても理想の形かというと話は別かも…

そこで今回は、人材サービス「しゅふJOB」が全国の主婦を対象に行った調査結果を元に、「夫がよくやる家事」と「妻がやってほしい家事」とのギャップなど、各家庭における家事育児分担の実態や本音に迫ります。

夫婦間のギャップが特に顕著なのは「名もなき家事」

「夫が取り組んでいたと思う家事育児」を複数回答で尋ねたところ、「ゴミ出し」が圧倒的な1位で43.5%。2位以下は「買い物」(36.2%)、「掃除や片付け」(28.7%)、「料理」(21.0%)、「洗濯」(20.5%)、「家族の送り迎え」(17.7%)、「子どもの入浴」(15.8%)となりました。

ちなみに、この質問で最もランクが低かった(=夫があまりやらない家事)は、「保活」(0.5%)、「PTA」(2.0%)、「介護」(3.3%)でした。

(データ提供:株式会社ビースタイル)

続いて「夫がもっと積極的に取り組んだ方が良いと思う家事育児」について質問したところ、1位は「掃除や片付け」で41.6%。2位以下は「名もなき家事全般」(35.2%)、「料理」(28.4%)、「ゴミ出し」(24.1%)、「子どもの学校行事」(18.0%)となりました。

(データ提供:株式会社ビースタイル)

この質問2項目の結果を比較したグラフが、下のようになります。こうして見ると、項目によっては「夫がよくやる家事」と「妻がやってほしい家事」とのギャップが顕著ですね。

(データ提供:株式会社ビースタイル)

今回の調査結果で特に目立ったギャップが「名もなき家事」

名もなき家事とは、買い物やゴミ出しのような具体的名称がついていない家事のこと。例えば、トイレットペーパーや洗剤といった日用品の交換・補充、洗い終わった食器の片づけ…などなど。

「夫がよくやる家事」のトップとなったゴミ出しにおいても、ゴミの分別やゴミ袋の交換・補充という名もなき家事が存在します。つまり、夫としては家事をしているつもりでも、実は見落としていることがあり妻の不満を買っていた…なんてこともありえるのです。

家事育児の分担の不満解消は、パートナーの本音を知ることから始まる

そしてズバリ「2019年の夫の家事・育児への満足度」を尋ねたところ、「十分満足」(19.3%)と「不満はない」(28.3%)を足すと47.6%、逆に「少し不満」「不満」を足すと52.5%という結果に。

(データ提供:株式会社ビースタイル)

では、具体的にどんなポイントで満足・不満の意見が分かれたのか? 今回の調査で寄せられたフリーコメントからその本音に迫ってみましょう。

家事・育児の分担に十分満足派

「疲れていると、洗い物をしてくれたり助けられています」(40代:パート/アルバイト)
「私に出かける用事があるときなどは、率先して料理をしてくれる。あまりやられると、こちらの立つ瀬がなくなるぐらい」(40代:SOHO/在宅ワーク)
「弁当も作ってくれて、本当に有難い」(50代:派遣社員)

家事・育児の分担にまあまあ満足派

「週末は料理全般、買い出しをしてくれるので感謝している」(40代:パート/アルバイト)
「料理以外はよくやってくれています」(40代:今は働いていない)
「料理も家事もたまにやってくれて、子育てにも積極的に参加してくれてはいるが、だいたいどれも70%位の仕上がり」(40代:パート/アルバイト)

家事・育児の分担に不満派

「妻の手伝いをするという感覚でいるので積極的に自分からやることがほとんどない」(40代:派遣社員)
「日々の小さな家事を理解してほしい」(40代:派遣社員)
「言わないとやらないスタンスがよくない」(30代:正社員)
「やってほしいことは多々あるが、やらせると中途半端だったり、レベルが低くて二度手間になる」(30代:パート/アルバイト)

家事スキルについてなど辛口な意見も見受けられますが、これらのコメントをきっかけに自身の家事育児を振り返り、日々において改善できる箇所は改善していくとよいでしょう。

実際に家事育児の分担を推進するにあたっては、次の記事も参考にしてみてください。

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また、なかなか自分では気づかないこともあるでしょうから確認の意味も込めて、「夫婦間の家事・育児への取り組みに対する認識ギャップ」がないか、この機会にパートナーと話し合ってみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:725名
調査実施日:2019年11月13日(水)~2019年11月22日(金)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者

<参照>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000429.000003176.html