寝ることができず泣いてしまう!赤ちゃんの「寝ぐずり」の原因と対処法

寝ることができず泣いてしまう!赤ちゃんの「寝ぐずり」の原因と対処法

育児

目次[非表示]

  1. 赤ちゃんの寝ぐずりの四大要因
    1. ①眠すぎる
    2. ②不安
    3. ③不満
    4. ④寝るための儀式
  2. 原因別に対応したい赤ちゃんの寝ぐずり対策
    1. ①タイミングを計って寝かしつけ
    2. ②就寝ルーティーンとリラックス
    3. ③心と体の準備
    4. ④「泣いてる=泣き止ませなくてはいけない」という意識を捨てる
眠くなったら寝る…大人では当たり前の行動ですが、そうやすやすといかないのが赤ちゃん。赤ちゃんは「眠くなったら寝ればいい」という大人なら当たり前の行為をまだ理解しておらず、眠り方もわからないので、その眠気の不快感から“泣く” “ぐずる” という行動につながってしまうのです。

そんな寝ぐずりの原因と対処法について、赤ちゃんの眠りの専門家である乳幼児睡眠コンサルタントが解説していきます。

赤ちゃんの寝ぐずりの四大要因

まず、寝ぐずりの原因として多いものを4つ挙げます。

①眠すぎる

非常に誤解が多いのが「疲れさせれば寝る」という考え。もちろん、疲れていなければ寝ることができないのですが、驚くことに赤ちゃんは「疲れすぎ」「眠すぎ」になると反対に寝られなくなってしまうのです。

これには赤ちゃんの脳の構造が関係しているとされています。脳の理性的な部分(前頭葉)が赤ちゃんはまだ未発達で弱く、疲れてくると機能しなくなってきてしまいます。すると、感情的な部分(大脳辺縁系)ばかりが強くなり、「眠い!不快!」という感情をあらわにしてコントロールできなくなってしまうのです。

その状態になってしまってからでは、大人が頑張って寝かしつけようと抱っこをしたり、授乳をしたりしてもなかなかスッとは寝られなくなってしまうこともあります。

②不安

大人でも不安な気持ちだと寝つきが悪くなるもの。心配な案件を抱えていたり、いやな会議が明日の朝イチであると思うと、なかなか寝つけずふと叫びたくなることもありますよね。赤ちゃんも同じ。不安な気持ちでは寝つきづらくなり、うまく眠れずに泣いてぐずってしまうこともあります。

赤ちゃんが不安を感じることの代表的な1つが「いつもと違う」こと。寝かしつけ担当がいつもと違う、寝かせられる部屋がいつもと違う、寝かしつけ方がいつもと違う、寝る前の流れがいつもと違う…など、いつもと違うことに不安を感じてしまいます。

また、保育園がスタートしたり、引っ越したりなど環境変化が起こると一時的に不安感が強くなることも。パパとママが言い争っている様子を寝る前に見てしまった!なども不安要素の1つになります。

③不満

不安だけでなく、不満も寝ぐずりの要因の1つ。スムーズに寝つくためには、これから自分は寝るのだということに納得しているのが大事になるのですが、そう思えずに「なんで寝かされるの?!」「いつの間に寝室に来ちゃったの?!」という気持ちになると赤ちゃんは泣いてしまいます。

月齢が上がってくると意思が強くなってくるため、「遊びたかったのに!」「あれをやろうと思っていたのに!」という心残りがあると寝室に行きたがらずにぐずることも見られるようになります。

④寝るための儀式

何かを訴えて寝ぐずりするだけでなく、生理的に泣いているととらえることもあります。これには自律神経が関係しているのですが、自律神経は交感神経と副交感神経の2つがバランスをとっていて、それらはイメージとして人間のアクセルとブレーキの役割を果たしています。

眠りにつく時はブレーキの役割である副交感神経がバランスの中で優位にならなければいけないのですが、赤ちゃんはこの切り替えがまだ上手にできません。その際に、大声で泣くと副交感神経の働きが高まり、自律神経がスムーズに入れ替わることにつながるため、うまく切り替えができないがゆえに生理的に泣いていると考えることもできます。

原因別に対応したい赤ちゃんの寝ぐずり対策

では上記の原因に対してどのような対策がとれるのでしょうか。原因と照らし合わせて、1つずつ解説していきます。

①タイミングを計って寝かしつけ

赤ちゃんは疲れすぎると寝ぐずりしてしまうので、疲れすぎる前に寝かしつけを始めることが寝ぐずりさせないコツです。

では具体的にどのタイミングで寝かしつけをするのが良いのでしょうか。これは一つの目安ですが、下記の月齢別の寝かしつけタイミングの目安表を参考にしてみてください。
こちらに記載されている時間は、起床から次の寝かしつけまでの時間の目安です。これよりも早く眠くなる子もいれば、長く起きていられる子もいますのであくまで目安ですが、まずはこちらを参考にしてお子さんを観察してみてください。

この時間まで起きていると寝ぐずりが出るようであれば、次は少し早めから寝かしつけてみる、反対に元気そうで寝る様子がなければ次はもう少し遅めに寝かしつけてみる、など調節してみましょう。

②就寝ルーティーンとリラックス

赤ちゃんは「いつも同じ」であることに安心感を覚えるので、就寝前のルーティーンを統一することを心がけましょう。お風呂からあがる→スキンケア→授乳→絵本→電気を消す、などの流れで構いません。特別なことをする必要はなく、無理なく続けやすいルーティーンをいつも同じ流れで行うようにしましょう。そうすることによって赤ちゃん自身が「この後はねんねだな」と次の行動を予測することができ、安心して眠りへの準備をすることができます。

また、寝る前はリラックスした雰囲気づくりを心がけるのも大切です。テレビやスマホの明かりはもちろん、蛍光灯や白色のLED電球などの灯りは覚醒効果があって体を眠りから遠ざけてしまいます。就寝1~2時間前からはできるだけ明るい光は避け、オレンジ色など暖色系のリラックスできる照明のもとで過ごすようにしてみてください。

保育園入園や引っ越しなど環境の変化によって心理的に不安になることが多い時期は、いつもよりも寝かしつけへの大人の介入度が上がる可能性があると考えておくと良いでしょう。無理にいつも通りを貫こうとしても、不安だったり寂しかったりする気持ちがあるとなかなか難しいものです。そういったときは無理をさせず、スキンシップをたくさんとって、気持ちが満たされるように寄り添ってあげて良いです。ただし、長く続けると寝かしつけのクセとして定着してしまう可能性があるので、新生活に慣れたらまた少しずつ元の寝かしつけの仕方へと戻していくことを心がけてみましょう。

③心と体の準備

「まだ寝るつもりじゃなかったのに!」「まだ遊びたいことがあったのに!」などと不満があると寝ることへの納得度が低くなり、寝つきづらくなります。そのため、寝ることへの納得度を高めておくことが大切です。先に挙げたルーティーンも納得度を高めるための準備の1つ。他には、徐々に明かりを落として睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を促進したり、話し方をゆっくりにしていったりするのも有効です。

もしも遊びがやめられなくてぐずってしまう時は、無理にやめさせず最後の遊びを選択肢で提案してみてください。「寝る前の最後の遊びは、絵本と積み木、どっちにする?」などと問いかけることによって心理的にどちらかを選択させ、その前提となっている“これが最後の遊び”ということを子ども自身が納得して受け入れやすくなります。

④「泣いてる=泣き止ませなくてはいけない」という意識を捨てる

赤ちゃんが泣いていると「なんとかして泣き止ませなくてはいけない」と感じるパパやママがほとんどかと思いますが、必ずしもそうとは限りません。先にご説明したように、うまく自分で眠りにつくために生理的に泣き声を発している可能性も考えられます。そう考えると、「泣き止ませなくては!」という焦燥感や不安感は少し薄れるのではないでしょうか?

赤ちゃんは泣きながらでも自分で寝つく体験をすることによって、“自分で眠りに入る”感覚を養うことができます。これが身につくと寝かしつけのサポートが不要になり、セルフねんねができるようになることにもつながります。赤ちゃんのねんね力を高める練習の機会を作ってあげていると思って、泣いていても少し見守る時間を作ってあげるのもおすすめですよ。

毎日の寝かしつけで寝ぐずりされると、パパやママはヘトヘトになってしまうかもしれませんが、それぞれのご家庭にあった対処法を見つけて試してみてくださいね。どうか無理をせず、頑張りすぎず、ご家庭ごとの落とし所を見つけられますように! 応援しています。

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