男性育休って本当に必要? 〜現役パパママが考える「安心して子育てできる社会」「仕事と育児の共存」とは〜 イベントレポート

男性育休って本当に必要? 〜現役パパママが考える「安心して子育てできる社会」「仕事と育児の共存」とは〜 イベントレポート

育休

目次[非表示]

  1. イベントのテーマ『現役パパママが考える 「#安心して子育てできる社会」 「#仕事と育児の共存」』って?
    1. トークテーマ1:男性育休って本当に必要?
    2. トークテーマ2:キャリアもライフもトレードオフにしない働き方
    3. トークテーマ3:#安心して子育てできる社会 #仕事と育児の共存 に対して、今企業が求められていることとは
  2. 企業向けの子育て支援サービス「ベビケアプラス for Business」先行トライアル受付中!
2021年に改正された育児・介護休業法が、ついに2022年4月1日から段階的に施行されるようになりました。今回の改正は「男性の育休取得促進」を目指したもので、これまで家menではこの改正によって何が変わるのか・そのメリットについてご紹介してきました。
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改正によって、子どもが生まれる予定の従業員に対して、男性育休を企業から打診することが義務付けられるため、企業は「育児休業を取得しやすい雇用環境整備」が求められるように。形だけ雇用制度を整えるだけではなく、育休を取得しやすい「社内の雰囲気づくり」も必要とされ、パパママにとって「安心して子育てできる環境」をいかに整えるかが企業にとって重要となってきています

「テクノロジーで子育てを変える」をミッションに掲げる株式会社ファーストアセントが主催するオンラインセミナー「男性育休って本当に必要? 〜現役パパママが考える 「#安心して子育てできる社会」 「#仕事と育児の共存」とは〜」に家men編集部がオンライン視聴で参加。今回はその様子をレポートします!

イベントのテーマ『現役パパママが考える 「#安心して子育てできる社会」 「#仕事と育児の共存」』って?

「男性育休」をテーマにした本イベントの登壇者は現役のパパママであり、それぞれ経営者の立場や育休を経験した従業員として両方の視点で語られました。
▼登壇者・モデレーター プロフィール

上原 達也 / XTalent株式会社 代表取締役
株式会社SpeeeにてWebマーケティング・人事などを経て社長室に所属、新規事業や海外法人の設立に従事。その後JapanTaxi株式会社に入社し、事業開発を担当。2019年7月にXTalent株式会社を設立、代表取締役に就任。“キャリアとライフをトレードオフにしない”という想いから、withworkを立ち上げる。共働きで二児の父。

猪熊 真理子 / OMOYA Inc. 代表取締役社長・女子未来大学ファウンダー
2014年3月に株式会社OMOYAを設立し、経営・ブランドコンサルティングや企画マーケティング、組織のダイバーシティ・マネジメント改革、企業内の女性活躍推進などを行う。社会人女性の学びの場「女子未来大学」ファウンダーとして、多様な価値観の多様な幸せを女性たちが歩めるような未来を目指して女性のキャリアや心理的な支援活動などを行う。

伊美 裕麻 / 株式会社NTTドコモ
通信事業会社で教育・キッズ事業を担当、子ども向けスマホアプリ「dキッズ」のサービス企画・開発に従事。2018年に息子が誕生、保育園落選による延長も含め約1年半の育休を取得。育休経験をもとに「育休シミュレーター」およびWebメディア「YASUMO」を個人で開発・運営、個人書籍「育休はじめてガイド」を発刊。現在はリモートワーク、フレックスタイムなどを活用しながら、4歳の息子と妻と暮らしている。

橘 実花 / 株式会社LayerX
大手小売業の本社事務、Sierでのシステムエンジニアや、SaaSの法人営業などを経験。
第三子妊娠を機に、”妊娠や出産をキャリアの壁にしたくない”という思いから退職し、妊娠中から業務委託でのスタートアップ企業へジョイン。事業開発・オペレーション構築などを経験し、第4子を出産した後、Layer Xのカスタマーサクセス担当として入社。中2、年長、年中、2歳の4人の子どもを育てている。

[モデレーター]
千葉 祐大 / 株式会社ファーストアセント
子育て支援事業家。株式会社ファーストアセント取締役CMO。東京都港区出身。「子育て支援事業」をライフワークとしており、直近はBabyTech(ベビテック)領域に注目して活動中。「日本愛妻家協会」や「一般社団法人Papa to Children(PtoC)」等、複数のコミュニティに所属中。2児の娘のパパ。

トークテーマ1:男性育休って本当に必要?

伊美さん:育休の経験者として、「男性育休は必要だ!」と力強く言いたいです(笑)。 私は妻と子どもの3人暮らしの核家族。子どもが生後1ヶ月と、10ヶ月〜1歳の時の2回に分けて育休を取得しました。

とにかく育児は本当に手が足りないですし、特に乳児期にはママは夜でも小刻みに起きなくてはならないなど常に満身創痍な状態。パパ側も当然、育児の現場にいないといけないかなと思います。

キャリアの面でも、女性だけ育児で男性は休まずに外で働こうと分割すると、どんどん分断されていってしまいます。夫婦で仕事のバランスをとりながら、一緒に育児に取り組んでいくことが大切ではないでしょうか
橘さん:男性育休を取得するということは目的ではなく、「育休=準備運動期間」ではないかなと考えています。育休明けは、保育園の送り迎えや夕食作りなどにおいて、女性側の負担が多くなりがちかと思いますが、出産直後から男性が育児に関わり分担することで、家庭での文化を築くことができます。

そうすることで、育休明けの保育園の送り迎えも男性が行きやすくなるスタートラインとなる。そのためにも男性育休は必要かなと思います。


猪熊さん:私も「男性育休は本当に必要か」という問いに対して答えはYes。その一方、まだまだ課題はある、という考えです。仕事より子育ての方がアンコントローラブル(コントロールできない)で、うまくマネジメントできないという点でも夫婦間で子育てをシェアすることは重要だと思いますし、相互理解のためにも、育休は必要だと思います

でも社内理解や風土においてはまだ「育休を取りにくい」といった課題が大きく、男性は育休を実際に取れても1週間程度という方が多いのではないでしょうか。

あと、夫婦が同時に育休を取れたとしても夫の家事能力が低いと、妻が離乳食だけでなく夫の食事も作らなくてはいけなくなるなど2倍家事をやることになり大変…といった、女性側からの悲痛な声もお聞きします。育休を取得することだけではなく、男性側の家事スキルアップも必要ではないかと考えています。
上原さん:育休をとった後が、結局大切ですよね。育休明けに毎晩夜遅くまで仕事をしています…という状態だと、何のための育休だったのか分かりません。パートナー同士、育児を協力してやっていく体制を家庭内に築き上げていくことが重要だと思います。企業としても、男性育休をあたりまえにしていかないと、従業員が定着しないというのが現実です。
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