【部屋干し臭対策】洗っても落ちない嫌なニオイを撃退!衣類が乾きにくい季節の洗濯・乾燥法

【部屋干し臭対策】洗っても落ちない嫌なニオイを撃退!衣類が乾きにくい季節の洗濯・乾燥法

洗濯

目次[非表示]

  1. 洗濯しても嫌なニオイがするのはなぜ?
    1. 嫌なニオイにも種類がある
    2. 部屋干し臭・干し忘れ臭・戻り生乾き臭の原因はコレ!
  2. 【冬の嫌な洗濯臭対策①】汚れと雑菌をしっかり落とす
    1. 洗濯前と洗濯中に押さえるべきポイント
    2. ニオイや菌をしっかり洗い落とすための洗剤の選び方
  3. 【冬の嫌な洗濯臭対策②】洗濯物を早く乾かす
    1. ニオイ菌の繁殖を防ぐには「短時間の乾燥」が鉄則
    2. 部屋干しで衣類を速く乾かすポイント
    3. 専門家プロフィール: 神崎健輔(洗濯ハカセ クリーニング師)
洗濯にまつわる悩みは多岐に渡りますが、冬ならではの悩みといえば、厚手の衣類が増えてなおかつ気温が低いため、洗濯物がなかなか乾かないこと。外に干していた洗濯物を午後に取り込もうとすると、まだあちこち湿っているということはよくありますよね。

そうすると必然的に屋外干しよりも部屋干しの機会が増えることになりますが、そこで新たに浮上するのが「洗濯物のニオイ」に関する悩みです。部屋干し特有の生乾き臭だったり、冬は汚れ落ちが悪くなり「洗ったはずなのにまた衣類がニオう」なんてことも…。

そこで今回は、ライオンが行った洗濯臭に関する意識調査と、その内容を踏まえた「洗濯ハカセ」ことクリーニング師の神崎健輔さんによる解説を交えながら、冬のイヤな洗濯臭を解消するコツをご紹介します。

解説:神崎健輔(洗濯ハカセ クリーニング師)

洗濯しても嫌なニオイがするのはなぜ?

嫌なニオイにも種類がある

洗ったはずの洗濯物に再び発生する嫌なニオイとして、部屋干しによって発生する「部屋干し臭」、洗濯後にすぐ干さないことによる「干し忘れ臭」、服やタオルなどが濡れるなどして再度ニオイが発生する「戻り生乾き臭」があります。

ライオンがこうしたニオイをかいだ経験を約600の子持ち世帯に質問したところ、「いつも感じる」「たまに感じる」「感じたことはある」を含めて部屋干し臭が95.6%、干し忘れ臭が84.0%、戻り生乾き臭が75.8%という結果に。さらにいずれのニオイともに、8割以上の人が「取り除きにくい」と感じているそうです。

(画像提供:ライオン株式会社)

部屋干し臭・干し忘れ臭・戻り生乾き臭の原因はコレ!

こうした悩みの現状を踏まえ、「洗濯ハカセ」の神崎さんは、部屋干し臭・干し忘れ臭・戻り生乾き臭が発生する原因について次のように解説しています。
洗ったはずの洗濯物が再びニオう原因は、汚れを含め衣類についた雑菌が温度湿度などの繁殖条件が揃うことで繁殖し、雑菌から放たれることが考えられます。洗濯して表面上のニオイは落ちていますが、時間の経過や汗をかく事など、再び菌の繁殖条件が揃うことで雑菌や汚れから放たれたニオイが漂い始めます。

ニオイそのものは洗濯の際に落ちますが、その原因となる要素を完全に除去する事ができていないため、臭いニオイが復活するのです。

【冬の嫌な洗濯臭対策①】汚れと雑菌をしっかり落とす

洗濯前と洗濯中に押さえるべきポイント

洗ったはずの洗濯物が再びニオう大きな原因は、雑菌や汚れが残っていること。つまり、衣類の汚れをしっかり落とすことが、洗濯臭対策の基本中の基本であり重要なポイントとなります。

そのために神崎さんは、まず洗濯前と洗濯中に押さえるべきポイントを次のように解説しています。
洗濯前であれば、洗濯物を長期間ためないことです。洗濯物をため込むと、衣類の汚れが落としづらくなるため、できる限りその日に洗う事を心がけましょう。

洗濯中に気をつけたいのは、洗濯機への衣類の詰め込みすぎです。せっかくの洗剤の効果が発揮されづらくなります。洗剤や柔軟剤などの使用の目安を正しく守り、詰め込みすぎない洗濯を心がけてください。
洗濯物を長期間ためてしまうと、一度に洗う衣類の量が増えてしまう。その結果、洗濯機に衣類を詰め込みすぎてしまい、汚れ落ちが悪くなって再び洗濯機へ…。そうした悪循環を断ち切るためにも、適度に洗濯物の量を見極めて洗濯回数を増やすことは、冬の嫌な洗濯臭対策にとって大切ですね。

では、洗濯機の容量に対してどれぐらいの洗濯量だと“詰め込みすぎ”にならないのか?

神崎さんによると、洗濯機で衣類の汚れ落とすには水流をしっかり起こす必要があり、そのためには詰め込む衣類の量を「縦型ドラムで7割程度」「横型ドラムで3割程度」とするのがちょうど良いそうです。

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ニオイや菌をしっかり洗い落とすための洗剤の選び方

また神崎さんによると、嫌なニオイの原因となる雑菌などの見えない汚れもしっかり落とすには、次のようなポイントで洗剤を選んで使うのがオススメだそうです。

●洗剤は粉タイプの物を使う
●酸素系漂白剤も洗剤と一緒に入れて洗う
●柔軟剤と一緒か、柔軟剤の代わりにクエン酸を使う


粉タイプ洗剤の推奨理由は、粉タイプだと酸素系の漂白剤成分が混ぜられている物が多く、液体の洗剤に比べて汚れ落ちが良いから。また、仕上げ時に柔軟剤と一緒か、柔軟剤の代わりにクエン酸を使うことによって、雑菌の繁殖が抑えられて衣類が嫌なニオイを放ちにくい状態にできるのです。

▼詳しくはこちら

【冬の嫌な洗濯臭対策②】洗濯物を早く乾かす

ニオイ菌の繁殖を防ぐには「短時間の乾燥」が鉄則

冬の嫌な洗濯臭を防ぐには、ニオイを発する雑菌が大量繁殖してしまう前に、なるべく短時間(5~6時間が目安)で手早く乾燥させることが重要。そのためのコツを神崎さんは次のように解説しています。
洗濯物を干すときは、雑菌が繁殖しないようできるだけ早く乾くような工夫を。

低い場所より高い場所に干し、ハンガーとハンガーの間隔は、拳ひとつ分か、最低でも指3本分はあけるのがオススメです。空気の通りやすさを意識して干すことで乾燥のスピードを上げることができます。

部屋干しで衣類を速く乾かすポイント

部屋干し臭を出さないためには早く乾かすことが重要です。ポイントは、温度・湿度・空気の動きを意識すること。低い場所より高い場所に干した方がいいのも、乾燥の邪魔になる湿気が低いところにたまりやすいからです。

また部屋干しの場所は、人が集まり暖房もついているリビングだと、衣類が乾きやすい温度を確保できるので最適。さらにサーキュレーターや扇風機を用いて湿気の吸い出しと気流を起こし、空気の循環が生まれやすくすると、いっそう効果的だそうです。

写真左:アーチ干し。写真右:三角干し(撮影:神崎健輔)

さらに、ピンチハンガーで干す時は、ハンガーの両端に長い衣類・中央に向かって短い衣類を干しアーチのような形にして干す「アーチ干し」や、逆にハンガーの両端に短い衣類・中央に向かって長い衣類を干し三角形のような形にして干す「三角干し」が効果的。洗濯物に空気が通りやすくなり、衣類のサイズをバラバラに吊るすよりも早く乾かすことができるので、ぜひお試しください!

▼洗濯をより効率よく!こちらも併せてチェック
部屋干し臭・干し忘れ臭・戻り生乾き臭の原因は、突き詰めれば「雑菌を退治できていない」から。汚れ落ちが悪い、洗濯物が乾かない…冬にありがちな“洗濯失敗あるある”を「洗濯ハカセ」の神崎さんのアドバイスを参考にしながらクリアして、冬の嫌な洗濯臭を解消しましょう。

専門家プロフィール: 神崎健輔(洗濯ハカセ クリーニング師)

1981年長崎県生まれ。実家がクリーニング店でもあったので小さな頃から洗濯を手伝い、クリーニング師の資格を取得して洗濯の知識をとことん勉強。いつの間にか洗濯のプロ「洗濯ハカセ」を名乗ることに。日々ストイックに「もっと洗濯がキレイに楽にできる方法」を研究する毎日を送り、培った知識をブログで発信。家庭での洗濯が上手になる方法や、クリーニングいらずの洗濯術などを公開している。

■神崎健輔さんが家menで連載した過去記事はこちら

※調査データ・解説参照
ライオン株式会社「洗濯物のニオイ悩みに関する調査」


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